副院長の藤崎です。
少し前になりますが、小学校6年生のキャリア教育の授業にお邪魔してきました。キャリア教育、なんて昔はなかったですよね。「学ぶこと」と「自分の将来」のつながりを考え、社会の中で自立してゆく基盤を身に着けてゆく、そんな教育だそうです。
当日は私だけではなく、他にも5人の方がいらしていました。それぞれ税理士・コンサルティング業・脚本家・俳優・薬の開発者とバラエティ豊か。自分が話すより、むしろ皆さんのお話を聞きたい!ところでしたが、ぐっとこらえてちゃんとお話してきましたよ。
20分×3回でそれぞれ15人ずつくらいの6年生たちにお話しました。整形外科医とはどんなお仕事なのか。具体的な仕事の話、そのやりがい、挫折や苦労、医師になるのに必要なこと。
思いがけず一番盛り上がったのが、人工関節の話でした。人工関節の見本を手に取ってみて、その形や重さにみんなびっくり!また、私は現在働いている病院でロボットを用いた人工関節手術に携わっています。ロボットってどんなもの??という話から、なんと最終的にはこんな人工関節どうだろう??という議論に発展!「人工関節を磁石で作って、ひざの関節を浮かせるのはどう??」なんて提案をしてくれるお子さんも。「あ、でも磁石だと赤血球がくっついちゃう?鉄が含まれてるよね?」とか、目をキラキラさせながら意見を出し合っていて、むしろこちらが元気をたくさんもらった、そんな楽しいひとときでした。
最後に何か質問ありますか?と問うと、にこにこしながら、「仕事、楽しいですか??」との質問。「もちろんです!毎日楽しいです!」と、こちらもいつにも増して元気に答えさせて頂きました。
あっという間の60分、日本の未来は明るいなと、スキップしたいような気持ちで帰ってまいりました。
今回とは別件ですが、以前小学校のイベントで、医療体験ワークショップを企画したこともあります。子供たちの生き生きとした好奇心のために、当クリニックでもいつかこうした企画を実現できればいいなと思っています。
日吉かもめ内科・整形外科クリニック 藤崎 真理