本日は黄砂が大量に飛散しており、ニュースなどでも様々に報じられております。ここでは、黄砂の影響と対策についてご紹介します。
黄砂とは、中国やモンゴルの砂漠地帯から飛来する微粒子のことで、PM10やPM2.5といった微小な粒子が含まれています。これらの微粒子は空気中を漂い、私たちの健康に影響を及ぼす可能性があります。
黄砂の影響としては、まず呼吸器症状が挙げられます。鼻や喉の痛み、くしゃみ、咳などがあり、既に呼吸器の疾患を持っている方には特に注意が必要です。また、目のかゆみや充血、皮膚トラブルの悪化などの症状も報告されています。
そこで、黄砂に対する対策として以下のことをお勧めします。
- マスクの着用: 外出時には、PM2.5を防ぐためのN95マスクや微粒子をカットすることができる特殊なフィルターを搭載したマスクの着用をお勧めします。
- 室内での過ごし方: 黄砂が飛散している日には、できるだけ室内で過ごすようにしましょう。窓を閉め、エアコンのフィルターを定期的に掃除することも忘れずに。
- 予防策の強化: 既に呼吸器疾患を持っている方や、アレルギー性の症状がある方は、通常の予防策を強化することが重要です。正しい手洗いやうがい、十分な睡眠、バランスのとれた食事など、健康的な生活を送ることが大切です。
また、黄砂の情報については気象庁や環境省の公式サイトをチェックすることをお勧めします。
日吉かもめ内科・整形外科クリニック 杉本 洋一郎