循環器内科の病気

足のむくみ~高血圧の薬のせいかもしれません

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こんにちは、院長の杉本です。

今日は高血圧の薬による足の浮腫(むくみ)についてです。

足が浮腫む原因は内臓のトラブルに起因することもあるのですが、いくら検査してもはっきりしない場合が多くあります。このような時に考えないといけないのが長年服用している高血圧の薬による足の浮腫です。代表的な降圧剤である、カルシウムチャネルブロッカーには血圧を下げる作用がある一方、副作用として足が浮腫む場合があるのです。

カルシウムチャネルブロッカーとは?

カルシウムチャネルブロッカーは、高血圧や不整脈などの心血管疾患の治療に使用される薬物です。これらの薬は、カルシウムイオンの流入を阻害することで、血管の収縮を抑制し、心臓の収縮力を調節します。その結果、血圧を下げ、心臓の負担を軽減する効果があります。

副作用としての浮腫

カルシウムチャネルブロッカーの副作用として浮腫(むくみ)があります。浮腫は、体内の余分な水分が組織中にたまることで引き起こされます。特に足や足首が腫れることが多く、顔や手にも広がることがあります。この浮腫は、不快感や身体の動きの制限をもたらすだけでなく、高血圧や心臓の負担の増加などを引き起こすこともあります。

このようにカルシウムチャネルブロッカーは、高血圧や不整脈の治療に効果的な薬物ですが、浮腫などの副作用を生じることがあります。この場合は足の浮腫を起こしづらい降圧剤に変更する必要がありますので、お早めに医師にご相談下さい。

日吉かもめ内科・整形外科クリニック 院長 杉本 洋一郎

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